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小柴 昌俊さん
自分がやりたいことをやるのが一番

テレビや新聞、雑誌などでしばしばお目にかかる小柴先生は、ノーベル賞を受賞されるほどの世界的な学者という権威よりも、気取りのない自然体なスタイルに親近感が湧いてくる方です。小柴先生がライフワークのひとつとして取り組んでいらっしゃる平成基礎科学財団のオフィスを訪ねました。
Vol.40(2010年5月)
これならやりたい、と見つけたことは困難でもやめない

「若者にアドバイスを」などと乞われる機会が多いのですが、そんな時に私がよく言うのは、いろんなことにも のおじせずに自分で体験してみて、「これならやりたい」と自分が感じたことをやるのがいちばんいい。そういうふうにして始めた仕事は、たとえ困難にあってもやめようという気がおこらない。それはなにも若者ばかりではありません。定年になった方でもそれ以降の方でも同じだと思います。

私は、若い世代にもっと科学の楽しさを知ってほしいという思いから、それを実現できる団体をつくって活動した いと考え、大変なことを覚悟のうえで「やはり自分がやるべき仕事だ」と決心したのが2002年。でも、資金の問題がネックで、私財を投げ打ってもとても足りない。そうしたら、2002年にノーベル賞を受賞して、その賞金をつぎ込んでようやく「平成基礎科学財団」が設立できたんです。それからも幾多の困難があったけれども、なんとかやってきた。だから身をもって思うんですよ、年とかそういうことは関係なしに自分でこれをやろうということを見つけてやれば、困難にあってもやめようという気がおこらないのだ、と。

今、設立から7年目となって財団の活動は軌道に乗ってきました。賛助金や寄付を募って活動資金に充てながら、「楽しむ科学教室」を各地で開催しています。そのうち年4回分はNHKで放映され、それをDVDにして全国の高校や大学に無償で配布しています。それから、科学教育活動に携わっている方の新しい発想や工夫をこらした活動等に対する「小柴昌俊科学教育賞」の顕彰なども行っています。

昨年行った「2009ASIAN SCIENCE CAMP(アジアン・サイエンス・キャンプ)」もとても思い出深いですね。ノーベル賞学者7人を含む科学者たちとアジアの19の国と地域から約200人の若者を集めて、つくば研究都市で1週間合宿したんですよ。それぞれが自分の得意分野の話をして、食事も寝るのも一緒で、そういう体験に若者たちはとても感激していました。天皇皇后両陛下もおいでくださり、すばらしいイベントとなりました。

ご自身のライフワークとおっしゃる「平成基礎科学財団」。打合せや取材を受ける場所としても使っていますが、時間があるとご自分のデスクにあるパソコンでモーツァルトを流すことも。

日本食とモーツァルトが好き

ふだんは、朝9時半頃にうちを出てバスと地下鉄に乗って財団に出勤しています。この年になると筋肉が弱ってきますから、できるだけ歩いたり身体を動かしたりするようにしていますね。睡眠は1日11時間。食事は普通の日本食が好きです。かつて私がアメリカの大学で公金をいただいて研究する恵まれた環境にあったのに日本に帰るのを決めた理由のひとつは、本当の日本食を毎日食べたかったから(笑)。暇な時は好きなモーツァルトを聴いてぼーっとしています。

だいたい私は「実験屋」ですからね、発想は確かめたい。物理のことで何か思いついて本当かどうか確かめたい時は、シカゴの南部さん(注:2008年ノーベル物理学賞受賞者でシカゴ大名誉教授の南部陽一郎氏)に手紙を書くんです。「これこれこういうことを思いついたんだけど本当だと思う?」と聞くと南部さんはだいたいノートに走り書きで「本当だと思う」とか返事をくれる。ところが南部さんがあげている理由がむずかしいと(笑)、親しい仲間に「南部さんからこういう返事をもらったけどよくわからないから説明してくれ」と頼む。そんなことをやっていると楽しいですね。やっぱり好きなことだから。

今やっているこの財団の活動は私のライフワークだと思っていますが、私のやるべきことはもう終わったと後継者 に譲った時、自分がその次に何をやりたいか新たな夢が湧いてくるんでしょうね。

 
 

1926年愛知県生まれ。東京大学理学部物理学科卒業、米国ロチェスター大学大学院博士課程修了。研究分野は素粒子物理学、宇宙線物理学、天体物 理学で、2002年に「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出に対するパイオニア的貢献」によりノーベル物理学賞を受賞。東京大学特別栄誉教授・東京大学名誉教授、明治大学名誉博士、東京都名誉都民、杉並区名誉区民。現在は平成基礎科学財団理事長、21世紀臨調特別顧問。

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