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鳥越俊太郎さん

限りある命を自覚。
意味のある時間を過ごしたい。

新聞記者、週刊誌の編集長を経て、 ニュース番組のキャスターとして活躍してきた鳥越俊太郎さん。
仕事のことやがんからの復帰、そしてこれからの生き方について伺いました。
鳥越俊太郎さん
Vol.56(2014年5月)

ジャーナリストという肩書きは、日本語では定義が曖昧で、正直言って好きじゃない。だから私は、自分のことを「ニュースの職人」と名乗るようにしています。常に現場にいて、経験を活かし、直感を働かせながら仕事をするのが職人で、自分もそのようにニュースに関わっていきたいと思っているからです。

私は新聞記者からスタートしましたが、最初から新聞記者になりたいと思っていたわけではありません。大学に7年間在籍し、いよいよ卒業しないと中退になるということで7年生”になって卒論を書き、そのときに一社だけ就職試験を受けて合格したのが新聞社でした。当然ですが、同期入社の者たちとは意気込みが違うので、いきなり窓際(笑)。「新聞記者の仕事って何だろう」って、真剣に考えるようになったのは、入社してから5、6年経った頃です。随分とのんびりしていたと思います。

私は幼い頃から好奇心が物凄く強い人間で、読書が大好きで、小学校2、3年生の頃から分厚い講談本をよく読んでいた記憶があります。日頃からいろいろな知識や情報が入っているので、特別に勉強をしなくても済みました。努力は一度もしたことがありません。他の人にも努力しろとはいいません。無理してやっても身に付かないし無駄ですから(笑)。

メディアの世界で働くというのは、人よりも何倍もの広い好奇心を要求されます。自分がたまたま人並み以上の好奇心を持っていたというのは、その点で向いていたと思います。ですから結果として、今までやってきたことは天職だったといえます。

がんの宣告を受けたのが65歳。多少のショックはありましたが、心のどこかで「しめた!」という思いがありました。「これでがんのことが分かる」「がんという病気を一番身近に見ることができる絶好のチャンスだ」と思いました。がんと向き合う自分を記録に残すために、闘病中は患者・鳥越”と取材者・鳥越”がいつもいました。二重人格ですね。どこまで好奇心旺盛なのかって自分でも思います。

がんになって、家族のありがたみを改めて感じました。私は寂しがり屋なところがあって、確か、手術の日だったか、見舞いにきていた家族が夜になって一斉に帰ろうとしたので、思わず引き止めて、一人ずつ帰ってくれと頼んだことがあります(笑)。

人生を振り返ると、周りの人に言われるままにやってきたので、ラスト一周になって、自分からやりたいことを思うようになりました。それで、古希を迎えた年に、毎年新しいことに挑戦しようと思い、スポーツジムに通ったり、『がん患者』の本を出版したり、72歳の時には、ホノルルマラソンにも出場しました。

人生、大切なのは好奇心だと思います。新しいことをやってみたいと思う気持ちがあれば、いつまでも若々しくいられます。私は、がんを経験したことで、残された人生に限りがあることを実感でき、時間を漫然と過ごすこともなくなりました。仕事はがんになる前よりも三倍近く増え、講演会は、日本全国、年間で百回程行っています。

限りある命を自覚したので、生きることが愛おしく感じるようになり、桜の花を見るだけでも、心に染みてくるものがあります。元気な頃には見過ごしてきたことって多いなと感じます。生涯現役を理想として、残りの人生も意味のある時間を過ごしていきたいと思っています。

 
 

1940年生まれ。福岡県出身。京都大学文学部史学科国史学専攻卒業。1965年、毎日新聞社入社。その後、同新聞社の週刊誌『サンデー毎日』編集部に異動。1988年、サンデー毎日編集長となる。1989年に毎日新聞社を退職し、テレビ朝日『ザ・スクープ』の司会に就任。2003年、関西大学社会学部の教授に就任。2005年から4度のがん手術を受け、その後復帰。現在も、テレビやラジオ、講演会などで精力的に活躍。

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