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加賀美幸子さん

「言葉」で自分を元気にする。
年は取るほど、いいことばかりですね。

心にしみわたり、ここちよく響く声と語り。NHK時代を経ていまもアナウンサーとして活躍し、さらに古典や漢詩の朗読を通して「言葉」と精力的に向き合い続けている加賀美さん。
元気になる言葉を使う知恵と、豊かに年を重ねるヒントを伺いました。

加賀美幸子さん
Vol.61(2015年8月)

「笑うネズミ」という、私の大好きな話があります。村上和雄筑波大名誉教授の研究によるとネズミの子も笑うそうです。キュッキュッと、50キロヘルツの周波数で笑うんですって。幸福な環境下で育った子ネズミはよく笑って賢く強くなり、一方孤独で不幸な環境下で育つと攻撃的で弱くなるとか。ひるがえって、昨今の子どもたちや若者が起こす不幸な事件を耳にすると、なぜそうなってしまったのか悲しくなります。
しあわせに生きる鍵。その鍵は「言葉」にもあります。特に自分自身に語る言葉。辛い時も「大変大変」でなく、「人間辛いのは当たり前、大丈夫」と自分に言い聞かせます。言葉の力で「当たり前」になります。人から励まされなくても自分で自分を叱咤激励できるかどうか。
先日もドラマのナレーションで、プロデューサーと言葉のアクセントを巡って意見の対立がありました。私は調べ尽くし、自身とも対話したうえで、相手ともとことん話し合った後は、いつもにこっと笑って納めます。「笑顔」という表情も言葉のひとつであり、その力はとても大きいですね。

NHK時代、特に若い頃は対談相手の話をひたすら「聴く」ことに徹しました。人は身体(ボディ)だけでなくスピリットとマインドで成り立っている。会話も同じで、形も大事だけれど、見えない・聞こえないところに言葉の魅力が潜んでいます。なにより息遣い≠ヘ大事な要素。スピリットの元の意味は息です。「息」と「生き」。字は違いますが、根本は同じではないでしょうか。息遣いにはその人の生き方が感じとれます。その点最近は饒舌な表現という「形」が先行して、息遣いが聞こえず、スピリットやマインドの魅力が伝わってこない表現者も多く寂しさを感じます。
 言葉を、日々どう磨くか。それは、全てのことから頂く…楽しい勉強です。耳を澄ませて聞き取る。私は心に響く言葉に出会うとすぐメモを取り、本には線をひきまくり、「資料魔」と言われるほど集める(笑)。頂き物が大きいほど得をして心豊かになります。  古典もそうですが、おすすめしたいのは漢詩ですね。難しそうと敬遠するなんてもったいない。私たちがよく使う「切磋琢磨」は紀元前500年「詩経」という詩集にすでにあるのです。「井の中の蛙」も、元となった漢詩を最後まで読んでほしい。「狭い所から出て、あなたは今、大海に向かっている。よかったね」と肯定的に終わります。どこか元気になりませんか? 勉強を楽しむと、人生も面白くなり元気が出てきます。

NHKを退職後も、さまざまな活動の場を飛び回っています。先日は身体が悲鳴をあげたのか、帯状疱疹になってしまって。でも自分に「大丈夫、大丈夫」と語りかけて乗り越えてきたのですが、年齢を大事にしなさいという知らせだったのです。《せっかくここまで、生きてきた道のりなのだから大事に!》と。  私、自分の年を講演など大勢の中でもはっきり言っちゃうの。自慢したいくらい(笑)。なぜ、みんな年を言いたがらないのかしら。だって年は取れば取るほど、いいことばかりじゃないですか?70余年の歴史があると思うと相手も安心して聞いて下さる。こちらも嬉しくゆとりができます。「年をとって辛い」でなく「また年を取れた!うれしい」って。元々楽天家なのでしょう(笑)。  「生命が誕生してから38億年ぶりによくぞ生まれてきた」と、いま自分が在ることに感動します。50代までは山登りの途中。60代は見晴らしが開け、心身とも最も豊かな時期。70代は充実期。80代の私はどうなるかって?ピッカピカに輝く先輩方に自らを重ねます。楽しみです。だって生きることは年をとることでしょう! その幸せを味わいます。

 
 

1940年生まれ。東京都出身。63年、NHK入局。「夜7時のテレビニュース」「ラジオ深夜便」などニュースからドラマ、バラエティー、古典まで多くの番組を担当。女性初の理事待遇となる。定年退職後もアナウンサーとして活躍し、ライフワークである古典の原文朗読を中心に活動を展開している。千葉市男女共同参画センター名誉館長、NPO日本朗読文化協会・朗読名誉会長、植草学園大学客員教授ほか多数の公職も務める。『ことばの心・言葉の力』など著書多数。NHKラジオ第2で「古典講読」「漢詩を読む」が放送中。

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