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内多勝康さん

NHKアナウンサーから福祉職へ。
「医療的ケア児を社会で支えたい」

NHKアナウンサーとして、『生活ほっとモーニング』など数々の番組キャスターを務めた内多勝康さん。今は、在宅で医療的ケアが必要な子どもの短期入所施設『もみじの家』の初代ハウスマネージャーとして奔走しています。52歳で転職を決めた経緯、現在のお仕事について伺います。

内多勝康さん
Vol.74(2018年11月)
誰かが耳を傾けなければ
埋もれてしまう声をすくい上げたい

 福祉分野に関心を持つようになったのは、NHKに入ってからです。初任地の高松放送局で、ボランティア協会主催のお祭りで司会をしたのを機に、福祉関係の人脈ができました。そこで「福祉タクシーが財政難から廃止される方針」と聞き、もともとディレクター志望だった私は、福祉タクシーで社会との接点を繋いでいる車椅子の人の立場に立って放送で問題提起しようと企画を提案。自らリポートし、困っている人たちの声を届ける機会を得ました。すると、今度は事態が一転、「福祉タクシー存続へ」というニュースが伝えられたのです。
 当時は20代前半の若造でしたが、この喜びが、放送人としてひとつの方向を目指すきっかけになりました。誰かがすくい上げなければ埋もれてしまう声を聞くことの大切さを知り、その後も、自閉症の男性が個性を生かして川崎市の公務員として働く様子をドキュメンタリー番組にするなど、意欲的に取材・提案を続けていきました。

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超安定志向だった自分が
NHKから転職を決めた理由

 運命を大きく変えることになった番組は、5年前、医療的ケア児のことをダイレクトに発信した『クローズアップ現代』です。局内でも「福祉といえば内多」と言われるようになり、人脈を広げていくうちに、医療技術の進歩で新生児救命率が上がった一方、医療処置が必要なまま自宅に戻る赤ちゃんも増加していることを知りました。彼らには医療も福祉も必要なのに、退院後の家族にケアの負担が重くのしかかっている現実を伝えるため、今の職場である成育医療研究センターでロケをすることになったのです。
 放送の1年後、福祉関係者から「あそこに公的医療機関として初めて、医療的ケア児と家族がショートステイできる『もみじの家』という福祉施設ができる」と聞きました。そして、おもむろに「ハウスマネージャーを外から招くそうですが、内多さん、どうですか?」と言われてびっくり仰天。NHK定年後に福祉の仕事につければと、社会福祉士の資格を取ってはいたのですが、ハウスマネージャーといえば、施設の事業計画を立てるのが大きな仕事です。マスコミの経験しかない自分にまさか白羽の矢が立つなんて、思ってもみないことでした。
 ただ、うれしかった反面、僕は超安定志向の人間です。50歳を過ぎていきなり環境が変わるのも心配でしたし、家族に迷惑をかけることになったら…とも考えました。しかし、正式なオファーをいただき、「医療的ケア児が安心して暮らせる社会をつくろう」と、壮大な目標を掲げてスタートするチームの一員になれるのは光栄なこと。この誘いを断ったら一生後悔するぞと思い、NHKの退職金がいくら入るか、子どもの学費はあといくらかかるかも計算し、今後の生活に支障はないと妻に納得してもらった上で、転職を決断しました。

50代半ばで、新しい自分の居場所を見つけた

 『もみじの家』での僕の仕事は、広報活動をしたり、寄付のお願いをしたり、年間計画の資料をつくったりすること。一日も早く収支を安定させ、医療的ケア児を預かる短期入所施設のモデルケースとなることが当面の課題です。開設3年目を迎え、『もみじの家』のことがメディア、口コミのおかげで広がってきて、「見学したい」「話を聞きたい」という声がずいぶん増えました。手ごたえを感じるとともに、この流れを尻すぼみさせず、太くしていきたい気持ちが強くなっています。
 その一方で、オンオフを切り替えるのも大事と、休日は意識的に仕事のことは頭から外し、体を十分休めるようにしています。家で毎週録画している『よしもと新喜劇』を見るのがささやかな楽しみです(笑)。
 思いがけない形でスタートした第2の人生ですが、今は自分の居場所を見つけ、充実した毎日を送っています。この記事を読まれているみなさまも、新しい環境に飛び込むことに憶病にならず、チャレンジしていただけたら、きっと刺激的な日々が待っていると思います。

 
 

1963年、東京都生まれ。東京大学教育学部を卒業後、アナウンサーとしてNHKに入局。高松→大阪→東京→名古屋→仙台局などに赴任。『生活ほっとモーニング』『クローズアップ現代』のキャスターを務めるなど、多くの番組に出演。2013年、社会福祉士の資格を取得。2016年3月に退職し、国立成育医療研究センター『もみじの家』のハウスマネージャーに就任。

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