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芹洋子さん

みなさんのおかげで再生できた。
今度は私が恩返しをする番です。

音楽教師の母が耳元で歌ってくれた童謡で育ち、天性の明るく伸びやかな歌声で数々のコンテストに出場、自ら歌手への道を切り拓いた芹洋子さん。『四季の歌』という代表曲も手にしました。ところが、突然、交通事故で記憶をなくす悲運が訪れます。そんな芹さんの再生を支えたものとは…?

芹洋子さん
Vol.75(2019年2月)
日本の永遠の愛唱歌「四季の歌」との出合い

 歌手としての最初の活動は、CMソングが中心でした。車、家、調味料、シチュー、プリン、チョコレート、お風呂、歯磨き粉…700曲くらい歌ったでしょうか。録音スタジオに行くと譜面を渡され、スポンサーさんから「お母さん風の声で」「子どもの雰囲気を出して」など要望が出されます。短いものだと3秒のフレーズに商品のイメージを織り込まなければいけないので、とても大変でしたが、勉強にもなり、『CMソングの女王』というありがたい称号もいただきました。でも、そろそろ黒子の存在ではなく、自分のヒット曲がほしいと思うようになってきた頃、出会ったのが「四季の歌」です。
 働く人たちの愛唱歌を募り、私が歌唱指導をして一緒に歌う「歌声喫茶のような交流会」を始めたところ、ある看護師さんが「四季の歌」を教えてくれたのです。この曲には、とても素敵なエピソードがありました。無名時代の作詞家・荒木とよひささんがスキーによるケガで長い入院生活を送っていたとき、お世話になった看護師さんにお礼としてプレゼントし、それが医療関係者の愛唱歌となり全国に広がったというんです。そのイメージを大事にしながらコンサートでも歌い、レコードにしたところ、今も多くの方に愛される大ヒット曲になりました。

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突然の交通事故過去の記憶をすべての失った

 その後、私の人生が一変するような出来事が起こります。横断歩道を歩いていたときバイクにはねられ、強く地面にたたきつけられたことによって外傷性クモ膜下出血が発症し、それまでの記憶がすべて消えてしまったのです。自分が歌手であることはもちろん、自分が何者か、夫や娘がいることさえわからない、真っ白な状態でした。
 幸い、名医が治療にあたってくださり、1カ月後に予定されていたコンサートに向け、リハビリプログラムを組んでくださいました。先生は、私が事故に遭ったとは一言もおっしゃらず、本番で歌うはずだった36曲分の音源、譜面、歌詞を病室に運び入れ、「とにかくこれを覚えなさい」と。私は自分が病気だと思って、与えられた課題をこなさないと体がよくならないと信じ込んでいましたから、とにかく覚えなくてはと、消灯時間が過ぎてもイヤホンでテープを聴き、必死になって一から勉強しました。そのかいあって、何とかステージに立つことができたのです。
 ところが、最後の曲「四季の歌」まできて、「♪秋を愛する人は?」の続きが出てきません。そのとき、会場に集まった1500人のお客様が大合唱を始めてくださって、無事に幕を下ろすことができた。その後もみなさんから「大丈夫ですか?」「がんばってください」と声をかけていただき、その言葉の力で自分が再生していったと感じています。

昔の歌を「今に生きる歌」に記憶を取り戻す役割を担いたい

 今ではすっかり元通りになり、今度は私がみなさんに恩返しをしたいと、最近は「トークコンサート」に力を入れています。みなさんが知っている私の歌を一緒に歌って、歌にまつわる思い出話をしていると、みなさんとの思い出ともつながり、眠っていた記憶が引き出されることがあるんです。昔の歌を「古い歌」ではなく、「今に生きる歌」として役立てていくことも、私のプロとしての使命かなと思っています。
 年齢を重ねると、いろんなことに尻込みしてしまいがちですが、ささいなことでもいいから好きなことを見つけて、自分から動く勇気を持っていただきたいですね。それから、自分の弱みを見せて、「どうすればいいかしら?」って、自らまわりに声をかけていく。そこから対話が始まり、人とのつながりが元気の源になります。何事も自分の心次第。一緒にがんばっていきましょう。

 
 

1951年、大阪府生まれ。1970年、CMソングを主体に活動を開始(約700曲録音)。1976年、「四季の歌」がミリオンセラーになる。その後も「赤い花白い花」「坊がつる讃歌」などがヒット。1992年、交通事故に遭い、記憶を喪失するが奇跡的に復活し、一カ月後にコンサートを開く。事故後、自己表現の一つとしてステンドグラスの制作を始め、現在は講師を務める腕前に。歌手とガラス作家、二足の草鞋を履き、多忙な毎日を送っている。

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