栄養補助食品二位いての考え方 研究開発と製品化の流れ
タブ・ハウス
0120-326-236 受付時間:午前9時〜午後5時 ※ご注文・お問い合わせは平日のみと
 なります。
活力のあるシニアが新時代をつくる
HOME 訪問販売に基づく表記 個人情報保護法 サイトマップ
 
内館牧子さん

キレイな「外見」を意識し、手をかける。
高齢期はその心意気が大事なんです。

辛辣かつユーモラス。常に魅力的であろうとする70代後半の女主人公を描いた新作小説が話題を呼ぶ内館さん。人生百年時代における高齢期の生き方や、ご自身の暮らしぶりを伺いました。

内館牧子さん
Vol.76(2019年8月)
“ナチュラル”は要注意。外見を放っておく高齢者に警鐘

 定年後の生き方を描いた小説『終わった人』に続いて著した『すぐ死ぬんだから』が、高齢の方々によく読んでいただいています。
 主人公は78歳で、いつも服装や佇まいに気をつかって外見を磨いている女性。私がこの小説を書いたのは「高齢期こそ、外見が大切」と思ったから。
 高齢になるとなぜか皆さんリュックを背負って、量販店仕様の帽子をかぶり、ラクなズボンを履くでしょう。それを疑問に感じていたとき、ある会合で集まった70〜80代の男女の姿を見て衝撃を受けたんです。髪や服装をキレイに整えている男女、一方で身なりにかまわない男女。同年代なのに、見事に両極端でした。昔から「見た目より心だ」なんて免罪符みたいに言うけれど、「それで全く外見を放っておくのは違う」と、あの会合で思い知らされましたね。
 「ナチュラル・ありのままでいい」という考えも要注意。その対極にあるやせ我慢の心意気を、を通して描けないものかと考えたんです。

#
60歳で生死をさまよう大病を経験。タンパク質中心に食事を手作り

 全く病気知らずで過ごしてきた十年前、60歳の冬のこと。滞在していた岩手の盛岡で突然倒れたんです。心臓と動脈の急性疾患でした。奇跡的に屈指の名医が現地にいらして、13時間にわたる大手術を受けました。2週間は意識不明。意識が戻ってからも、寝返りも打てないほど筋力が落ちて動けませんでした。
 「このまま一生動けないかも…」と、朦朧と考えました。でも「やりたいこと、みんなやった。思い残すことないな」と思ったら気がラクになりましたね。脚本も小説も書いた。世界中の行きたいところに行った。好きな相撲とプロレスを見て、横綱審議委員までやった。でも結婚しておけばよかった、とは全然思わなかったですね(笑)。
 倒れてから一か月後の正月明け。ICUのベッドで大相撲の初場所を見たんです。「どうして私、あの席にいないの?!」と思い、ハッとした。その瞬間、意識が完全に戻りましたね。
 「奇跡の生還後」は食生活を見直して、家で料理を作るようになりました。昨日の晩ごはんは、ポークビーンズで、大豆と豚肉、人参をたっぷり。ご飯は毎食ごとに炊きます。主治医にタンパク質を十分に摂るように言われ、肉と魚を代わりばんこにいただいていますね。
 目下の日課は筋トレ。一年半前、足を骨折し、手術を回避したものですから、治療に時間がかかり、まだ筋力が弱いんです。NHK「みんなの体操」と「ラジオ体操」し、リハビリ外来に通っています。身体が思うように動かないのは、すごいストレスですね。高齢が原因とするとなおさらのこと。その苛立ちがすごく、わかる。そういう人を描かせたら、絶対私が一番うまいわ(笑)。

役に立たない学問って面白い。キレイに年を取ると、内面も変わる

 大相撲を大学院で学んだことから神道も知らねばと思い、57歳のとき國學院大學で科目履修生として学びました。今後は古事記、そして天文学もやりたいですねえ。こんな日常とかけ離れた、暮らしに役に立たない学問って面白いんですよ。「アレクサンダー大王の東宝遠征」なんて、日常では不要でしょ。だから気持が解放される。大学の科目履修生なら気軽に学びやすいし、新たに何か学び始めることはおすすめしたいですね。
 私が実感するのは、「小綺麗な言葉に惑わされるな」ということ。「人は見た目じゃない、心だ」とか、シワも美しく見える人は裏で必ず努力をしています。「シワも美しい」と自分に手をかけないのは、単に「不精」 ですよ。
 外見を意識している老年男女のほうが、内面も朗らかで積極的ですね。自分に自信が持てるからでしょう。外見と内面は連動すると思っています。

 
 

1948年、秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業後、13年半のOL生活を経て、88年脚本家デビュー。91年ギャラクシー賞、93年第1回橋田壽賀子賞(「ひらり」)、95年文化庁芸術作品賞(「てやんでえッ!」)、日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)、2001年放送文化基金賞(「私の青空」)、11年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞(「塀の中の中学校」)など受賞多数。小説家、エッセイストとしても活躍し、15年刊行の小説『終わった人』は30万部を超える大ヒットを記録、18年映画公開。2000年より10年間横綱審議委員を務め、大相撲研究のため東北大学大学院 に入学、修了。その後も研究を続ける。

タブ・ハウス有限会社 Copyright (c) 2009 Tub House Inc.. All rights reserved.

 

HOME