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作曲家、指揮者、大学講師、ピアニスト、司会…と八面六臂(はちめんろっぴ)のご活躍で知られる青島先生は、美しいものが大好き。「こんなに桜が綺麗な時期は今だけ。ぜひ撮影は外で」という素敵なご提案のおかげで、満開の桜の下、お話にもこぼれんばかりの花が咲きました。
Vol.32(2008年5月)
子どもの才能を育むためにシニア世代ができること

小さい頃は、病気のために足が不自由でした。手術して小学校3年生で普通に歩けるようになるまで、学校以外はほとんど家で過ごしていました。外で走り回った記憶はないのです。ちなみに今も運動はしていません。最低限の体力維持のため、タクシーを使わずに歩くこと、エレベーターの類いは利用しないこと、演奏旅行の時の荷物は必ず自分で持つこと…だけは気をつけていますけれどね。
 
その当時、わが家には祖父の形見のオルガンがあって、私は毎日それを弾いていました。父母は共稼ぎで子守りはいつも祖母でした。ラジオから流れてくる音楽を「弾いてみて」とか、祖母が話した物語に「音楽をつけて」とか、「違う音から始めてごらん」とか、ひどく難しい注文を出されたことを覚えています。祖母は音楽というものを知らず、ドレミファも言えない人でしたが、私が飽きないようにいろいろ考えてくれていたんですね。この祖母のおかげで、私は音楽の道に進むようになりました。
 
ですから、世のおばあさまおじいさまには、できるだけ気長にお孫さんを見てほしい、観察眼を鋭くしていただきたいなと思うんです。お父さまにそれを望んでも、職業にもよりますが時間的に難しい。お母さまも働いている場合は難しい。時間のある人が、ゆっくりていねいにお子さんの可能性を見抜いてあげるのがいいと私は思います。かつて筆や算盤やらを置いて、何を選ぶかで子どもに適した道を決めるという風習がありました。それと同じで、スポーツ用品、楽器、絵具、コンピュータ…その子が何に興味をもつのか、時間をかけてシニア世代が見ていてあげてほしい。
 
コンピュータゲームなどは、子ども一人で遊ぶ場合が多いです。人が闘い合うようなゲームに夢中になっている子には、「自分が危険な目にあわされたら相手を殴るのはいいけれど、無関係な人を殴ってはいけない」と言う人がいなければ…。そういうときこそ、シニア世代の出番だと思うのですよ。

余裕がなければ人に楽しさは伝えられない

私は作曲の仕事が主ですが、指揮もすれば、ピアノも弾く、歌も歌う、というように、今では音楽に関わるほとんどすべてのものに携わっています。
 
音楽は、楽しく、人にエネルギーを与えるものです。その意味でも、お客さまの反応がすぐ返ってくるコンサートは好きですね。よく私のコンサートは楽しいというご感想もいただきますが、自分が楽しくなければお客さまに楽しさは伝えられない、と心していることは確かです。音楽はサービス業です。ぎりぎりのところでサービスしていては、笑顔は出ません。つまり、こちらが余裕をもつことが大切なのです。ピアノなら暗譜して手を見ないで弾くことができれば、お客さまにもより楽しんでいただけるでしょう。指揮ももちろん同じです。
 
私のコンサートでは、難解な作品はあまり演奏しないんですよ。難しい曲や精神的なものを求める作品が得手な指揮者は他にいるので、お任せすればいいと思っています。モーツァルトは私が好きなこともあって、よく取り上げますね。
 
モーツァルトやハイドンの曲は、もともとは貴族の家のBGMとして書かれ、主張が強くないから心地よいのです。初めてクラシックを聴く方にも、入りやすいと思います。この対極にあるのが、ベートーベンです。彼は、貴族に「自分の曲は演奏会用だから、会場に聴きに来い」と言ったような人。主張が強く、人生はこんなに激しく苦しいものか…という曲が多い。楽しく聴けるものとしては、ほかにヨハン・シュトラウスや、セミ・クラシックのルロイ・アンダーソンなどもお薦めです。
 
今後はコンサートも大切にしていきますが、あと1本オペラをどうしても書きたいと思っています。過去に手塚治虫先生の『火の鳥』の『黎明編』『ヤマト編』『羽衣編』をオペラにしましたが、『未来編』がまだ書けていない。人類が滅びた中、たった一人だけ生き延び火の鳥から永遠の命を授かった者が、神になり、次の地球が生まれるのを待つ…この物語をオペラにしたい。これが書けたら作曲家をやめてもいいかなと思っています。

 
   
 
青島先生は、いつもサービス精神旺盛。表情や身ぶりたっぷりに、コンサートも盛り上げます。
 
 
青島広志(あおしま ひろし)
1955(昭和30)年、東京都生まれ。東京芸術大学及び大学院修士課程を首席で修了。オペラ(『黄金の国』(原作:遠藤周作)、『黒蜥蜴(くろとかげ)』(原作:三島由紀夫)etc.)、ミュージカル、管弦楽曲、合唱曲…と、ジャンルに富んだ作品は200曲を超える。日本各地で開催するコンサートやイベントだけでなく、TVでも活躍中。著書は『モーツァルトに会いたくて』(学習研究社)など多数あり、そこでイラストレ−ターとしての才も発揮している。現在、東京芸術大学、都留文科大学、都立芸術高校講師。日本現代音楽協会、作曲家協議会、東京室内歌劇場会員。
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