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テレビなどでは、世の不正、理不尽な問題に毅然と切り込む姿が印象的な江川さん。実際にお会いすると、静かな語り口、穏やかなお人柄に魅了されます。ジャーナリスト・江川さんにお仕事にかける思いと本音、大好きなオペラについて伺いました。
Vol.30(2007年11月)

私は、前向きな人間と思われているようですけど、全然そんなことはないんです。信念に突き動かされて仕事をしている、というのともちょっと違いますね。オウム事件のときの印象が強くて、みなさんそう感じていらっしゃるのかもしれませんが。そんな立派なものじゃありません(笑)。

オウム事件も、自分から選んで取り組んだというより、あちらから飛び込んできた、というか、友人の坂本弁護士のことがあったので、やらないわけにはいかなかったわけです。当時の私には、危険な相手に立ち向かっているという意識はまったくありませんでした。ただただ、事実を追っていた……わが身に起こった怪しいことも、「嫌がらせ」くらいに甘く見ていました。なんだかわからない集団ではありましたが、地下鉄サリン事件が起こるまでは、彼らがそこまで凶悪とは考えていなかったからです。

恐怖と闘いながら取材を続けた…というのは、みなさんの美しい幻想ですね。本人は、本当の自分と幻想とのギャップに戸惑っているんですよ(笑)。

それでも、オウム事件が私にとっていろいろな意味で大きかったのは確かです。後に、父と娘の関係など家族の問題に興味をもって取り組んでいるのも、オウム取材を続けていくなかで感じていたことの延長だと思います。何が心にヒットするのかは、うまく言葉にできないんですけれど……。

いま気になっているのは、刑務所の現状。あそこでは受刑者の高齢化にともなって、病院、福祉、介護など、非常に深刻になっています。日本だけではなく、現代社会が抱える問題の縮図がある。そこから何かのヒントが見えてくる気がする。もう一歩取材を深めてみたくて、できればしばらく刑務所に入れてほしいんですけどね(笑)。

また、いまの日本の社会は、リストラや病気、あるいは犯罪など、何らかの事情でいったん堕ちると、若い人でない限りもう一度生活を立て直すことが難しくなっていますね。この仕組みはなんとか変えないと。年を重ねた人でも再チャレンジができる社会を考えていきたいし、そういう問いかけができればと思っています。

相当に心を消耗する仕事が続いていたとき、ピアノのリサイタルに誘ってくれた方がいらしたんです。嬉しかったですね。その後オーケストラのコンサートを聴きに行くようになり、その後しばらくしてオペラと出会いました。本当に圧倒され、のめり込みました。

もともと音楽は好きだったんです。小さいときはピアノを習っていて、小学校ではアコーディオンを中心とするリード合奏部に入っていたこともあります。チェロ音楽も好きで、数年前にはチェロを習い始めたりもしました。でも毎日の練習はさすがに息切れしてしまい、これは老後の楽しみにとっておこうと今は小休止。ですからいまはオペラが一番。「この仕事を終えれば、あのオペラが待っている」なんて思ったりして、私にとっての「ニンジン」になっています(笑)。

オペラの魅力は、なんと言っても電気を通さない人間の声。ミュージカルはマイクをつけていることが多いけれど、クラシックのホールでは、コンサートもオペラも生音です。特に人間の生の声の力は、素晴らしい。一度聴いただけで病み付きになりました。声帯の振動が、会場の空気を通して響いてくる。耳で聴くというより体全体にしみわたる感じ。幾度涙したかわかりません。今年一番感動したのは、「東京オペラの森」でやった『タンホイザー』です。小沢征爾さん率いるオーケストラも、歌もよかったけれど、ロバート・カーセン氏の演出が素晴らしかった。

将来は、ウィーンあたりに住みながらオペラを楽しめたらいいな、という夢を見ているんですけど。どなたか奇特な方がいて、私にそんな贅沢をさせてくれないかしら、なんて……(笑)。

 
 
「ちゃんと寝ていないと頑張れないですね…
睡眠時間は年々増える一方…(笑)」と江川さん。
江川さんの愛猫。いつも仲良くこんな感じで寝ている
タレちゃん(白)とチビちゃん。タレちゃんはチビちゃん
の枕役なんだそうです。
 
 
江川紹子(えがわ しょうこ)
1958年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、神奈川新聞社の社会部記者を経て、1987年からフリージャーナリストとなる。1995年、一連のオウム真理教報道で菊池寛賞受賞。『私たちも不登校だった』(文春新書)『人を助ける仕事』(小学館文庫)ほか著書多数。ブログに飼い猫・タレ(15歳)とチビ(14歳)のアルバムをのせるほど愛猫家でもある。
ブログ「江川紹子ジャーナル」(http://www.egawashoko.com/)
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