栄養補助食品二位いての考え方 研究開発と製品化の流れ
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吉沢久子の老いを楽しむイキイキコラム
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 この本の出版は今から二十六年前。私にとって、初めての本でした。身近な人たちが出版記念会をしてくれたり、お祝の言葉をかけてくれたり、とても幸せでした。
 当時の私は、家事や冠婚葬祭のしきたりとかマナーについて、記事を書いたり、話をしたり、またテレビの料理番組に出たりと、忙しく働いていました。世間では私を家事評論家と呼んでくれていましたが、私にはそれほど自信もなく、専門家の話を聞いたり、本を読んだり、勉強もしていました。

 中でも、人生の四大儀式としての冠婚葬祭については、調べていくうちにだんだん面白くなって、民俗学の本を読んだりするようになりました。しきたりというのは、なぜそういう形ができたかをたどってみると、日本人がどう生きてきたかがわかるように思えました。私の一生のテーマとして、ずっと勉強していきたいと張りきっていたのです。
 ちょうど、日本の家庭の姿も変化を続け、高度経済成長の中で豊かな消費生活をするようになったことから、冠婚葬祭にかける費用もぐんぐん伸びて、人生の折目の儀式というよりは、お祭りさわぎ的な消費の場になっていく傾向が見え始めました。
 その善し悪しを説くのではなく、私自身が興味のままに調べたり考えたりしたことをまとめたのがこの本でした。東京書籍から東書選書の一冊として出版していただいた「私の冠婚葬祭ノート」です。

 その本の装丁そっくりのミニチュア本を作って出版を祝ってくれたのが、ポスター作りなどを仕事にしていた姪の夫でした。口数の少ない、おとなしい人でしたが、忙しい仕事の合間にこんな心のこもったものを私のために作ってくれたのかと、感謝の気持ちでいっぱいでした。残念ながら、その人は数年前に亡くなっています。
 この本が出たのは春たけなわの頃でしたが、これをもらった時、小さな額に入れてしばらく机の上に菜の花と共に飾っておきました。今は本棚に置き場所を変えましたが、いつも見えるところが定位置になっています。

 人は居なくなっても、その人が作ったものは、残された人たちがそれをいとしむ限り生き続けていくものだと私は思っています。幸せなことに、私はそういう大事なものに囲まれて暮らしています。

 

 
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