フォン
0120-326-236
連絡先
お問い合わせフォーム
ショップ情報

9:00〜17:00(平日のみ)

行き方

東京都中央区東日本橋3-7-19 6F

東京都中央区東日本橋3-7-19 6F

9:00〜17:00(平日のみ)

Vol.31 柴田理恵さん

Vol.31 柴田理恵さん

劇団WAHAHA本舗創立者の一人であり、今や日本を代表する喜劇女優、柴田理恵さん。トレードマークでもある「ワハハ」という笑い声、実際にお会いすると…やはり笑顔。その人を惹きつける笑顔と圧倒的な存在感は、さすが女優さん。とても魅力的でした。

私は石っころ私は石っころ でも石っころにも意地がある!

私ね、昔っから今も、ずっと自分を石っころだと思ってるんです。名前もなく、家柄もなく、すんごい美人でもない。例えば、ダンスや歌がうまい、光るガラスみたいな人たちはいっしょにヨーイドンをしたとしても、少し前からスタートしてるわけですよね。でも、私はそうじゃないんです。その辺に落ちてる石っころみたいなものだもの…だから頑張らないといけないなと心がけているんです。

でもね、石だとしてもたくさんある石の中からでも拾ってもらえたらいいんです。舞台でも大勢の登場人物がいて、目立つ役の人、うまい人、いろいろある中で、大した役でもないのに「あの人いいよね」ってつい見ちゃう人がいるでしょ?きっとそれはその役者が考えているからだと思うんですよ。どんな役でも「なんのために自分はいるのか」と自分の存在をきちんと意識した心根をもっていたら、必ず誰かに観てもらえる。またそうでありたいと私はいつも思っています。これは石っころの意地ですね。意地は必要です(笑)!

それでも私だって落ち込む時はありますよ。でも「ダメかも」って思い続けていたら絶対にそこから抜け出せない。それは嫌だから抜け出すようにしています。年齢を経てその方法も身につけました。それも劇団のおかげでしょうね。

辛いことや深刻な話でも劇団の仲間は、それを笑いの方向へもっていってくれるんです。そして「気にしないでいいよ」ってお互い励ましあっている。「仲間」って感じがしますね。また、役者が落ち込んだままだと芝居をしてもお客さんは面白くないでしょ?お客さんを笑わせるのは「サービス」だと思っていますから、こっちがリラックスしていたらお客さんも気が楽になるんです。百言いたいことがあって百の力で投げたらお客さんは重たいはず。重たいものを軽く投げてあげるほうが親切だと思うんですよ。そのためにも私たちが落ち込んでいてはいけないんです。

若い人と違和感なく普通にいられる人になりたい

今、劇団員は総勢40名を超えました。立ち上げ当初は9名でしたから感慨深いですね。全体公演で全員が踊るシーンなどは、昔を思うと今は「すごーい!」って思いますもん(笑)。衣装がきれいなわけでもなく、特別に踊りがうまいわけでもない。それでも心が一つだとすごく「いい踊り」になるんです。踊りが上手でも気持ちがバラバラだと「この人たちは

自分が一番うまいって思ってるんだろうな」と感じてしまうほどいい踊りに観えない。私そういうのは厳しく観てますから(笑)。

こんな言い方していいのかどうかわからないんですけど…世の中にはね、優秀な人ばかりじゃなくて、この人はどうなのかなって人がいてもいいと思うんですよね。WAHAHAはそういう世の中に役に立っていない劇団なんですよ(笑)。それでいいんです。それでも楽しいんですよ。

お客さんにはね、いろんな人がいるでしょ。悩みのある人、会社で怒られた人、失恋した人…そんな人たちから「こんなに笑ったのは久しぶり」とか「こんな人たちがいるんだ」「こんな生き方でいいんだ」と思ってもらえて、笑って楽になってもらったらそれでいい。それで私たちも頑張れます。

でもね、笑いは難しい…難しいから飽きないんだと思います。これからもどんどん若くて面白い人が出てきます。その人たちと同じ土俵で戦わないといけない。そして劇団の後輩たちのためにもまだまだ頑張らないといけないので、今年は体力づくり!週に2回はジムへ行きます!体力を維持して、とにかく素敵に年を取りたいですね。年を重ねても若い人と違和感なく普通にいる人っているでしょ?

パソコンができなくても、若い人の歌がわからなくても、若い人を否定することなく同じ目線で話せる人。そういう間口の広い人間でありたいと思いますね。そうできれば、きっと役者として「笑い」の道も磨けると思うんです。

愛犬の晴太郎君。「朝の散歩は1時間半くらいですが、そのうちの30~40分は仲良しの犬同士で遊んでいるので、私の運動にならないんですよね…」

柴田さんがサインを書く際に入るイラスト

柴田理恵(しばた りえ)。1959年(昭和34年)、富山県生まれ。八尾高校・明治大学で演劇部に所属し、大学卒業後、佐藤B作氏率いる劇団東京ヴォードビルショーを経て、1984年に佐藤正宏、久本雅美らとともに劇団WAHAHA本舗を創立。現在は劇団以外での活動も多く、『笑っていいとも!』をはじめ、テレビレギュラー出演も多数あり、そのほかラジオ、映画、CMなどに数多く出演、お茶の間の人気は高い。今、春の劇団公演『踊るショービジネス・FINAL~満月ダンス御殿の花嫁』の稽古に励む。

初めての方はこちら 健康食品お試し品

活力のあるシニアが
新時代をつくる

様々な分野で活躍している著名人のシニアライフを紹介しています。